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薬学生必見!スキルアップするために薬剤師が身につけるべきスキルや経験を解説!




今回は薬剤師が身につけるべきスキルや能力、学生のうちに経験しといたら役に立つことを、現役薬学生の自分が経験をもとに説明します

薬剤師としてどのような経験やスキルを身につけるべきか、薬学部生のうちに経験しておきたいことは何か、

今後どのようにしていけばいいか悩んでいる方にとって、今後求められる薬剤師像のヒントが得られるかもしれません

スキルアップしたい学生さんはぜひ参考にしてみてくださいね♪

もくじ

身につけるべきスキル・能力

コミュニケーション能力

薬剤師の仕事は患者さんと接する対人業務が主です

コミュニケーション能力は対人業務には欠かせないスキルだと言えるでしょう

薬剤師にとって、コミュニケーション能力は今後ますます重要視される能力です

なぜなら医療業界もAI化が進み、薬剤師は以前に増して、

対人業務に従事するようにシフトしているからです

かつてのような薬を渡すだけの時代はとうに終わり、健康相談から抗がん剤を含むハイリスク薬の相談受付など、プラスアルファの情報提供もしていかなければ生き残れない時代になりました

薬剤師に必要なコミュニケーション能力は 2つです

1つは対患者さんとのコミュニケーション能力です

現場の薬剤師の中には患者さんの地雷を踏むのが得意だという方もいらっしゃいます

中でも多いのが、服薬指導の際に馴れ馴れしい口調であったり、急いでいる患者さんに聞かなくてもいいようなことを繰り返し聞いて怒鳴られる、といったケースです

僕もまだまだ改善すべきところがたくさんあるので、反面教師だと考え、日々勉強中です。

服薬指導は慣れが重要であり、数をこなすほど自然と上達します

上手な薬剤師さんのやり方を見て学んで積極的にこなすのが早く上達するためのコツです

コミュニケーション能力を身につけていれば、即戦力として重宝されますし、何より働く現場での人間関係もうまくやれます

2つ 目は現場のスタッフとのコミュニケーション能力です

特に薬局では狭い調剤室に一日中いるので、コミュニケーション能力や社会人としてのマナーを身につけていなければ、

いつか人間関係が原因で職場がイヤになってしまうかもしれません

また、病院では看護師さんに嫌われてしまうと肩身の狭い思いをします

医療現場は女性が多い職場であるがゆえ、男性は清潔な身なりで、嫌われないように振る舞うことが大切です

また、若い女性の場合はベテランの女性から嫌われてしまうと致命的なので、生意気だと思われるような行動は慎み、うまく付き合っていきましょう

しかし、コミュニケーション能力とは一朝一夕で身につくものではありません

下記にあるような経験を学生のうちから意識して行うことでコミュニケーション能力を磨きましょう♪

柔軟な適応力

薬剤師は資格1つで転職が比較的容易にできることから、複数の現場で働く経験が多くなります

大手や中小の薬局、全国勤務のドラッグストア、派遣薬剤師として単発で仕事を受ける、といった働き方で求められるのは柔軟な適応力です

つまりどんな現場であろうと即戦力として働ける人材でなければならないということです

例えば、薬局では多くのことに決まりがありますが、それは店舗によって若干異なることが多いです

今の職場が全て正しいと決めつけず、臨機応変に対応していかなければ薬剤師としての評価は得られません。

また「前の職場ではこうだった」といって、職場ごとの適応能力を欠いた薬剤師は煙たがられ誰からも相手にされなくなってしまいます

薬剤師が飽和すると言われる時代ですが、どんな現場でも柔軟な適応力を持った薬剤師はこれからも重宝される貴重な存在です

時代が変わっても活躍できるような薬剤師を目指して多くの経験を積みましょう

情報収集能力

長年薬剤師として働いていても膨大な薬の薬効や、適応、用法用量を全て把握しているわけではありません

薬剤師でも薬に関してわからないことはたくさんあります

身につけるべきスキルは欲しい情報にいち早くアクセスし、患者にわかりやすいように加工する能力です

患者さんが欲している情報に対して素早く正確な答えを提供することはとても大切です!

患者さんの多くは病院で待たされ、薬局でも待たされていることが多いです

僕もそうでしたが、学生のうちは薬理作用や抗菌薬のスペクトルなどを完璧に覚えようと努力していました。

しかし、現場に出て気がついたのは、患者さんが欲する情報は薬理作用や抗菌薬のスペクトルなどではなく、副作用や飲み合わせ、飲み忘れた時の対処法だということです

確かに、国家試験を合格する上で薬理の知識はとても重要ですが、実際の実務ではそうでないということを肝に命じておくべきです

もちろん、薬理の知識は使わないということではなく、薬剤師の頭の中で処理することが多いということです

患者さんへの対応ではより実務的なことが求められるということです

丸暗記が悪いとは思いませんが、より重要なことは、欲しい情報にすぐアクセスする方法を持っていることです

同時にその情報は信頼できるものなのか、を見抜く能力も身につけておきたいです

医療現場においては症状や重症度によって対処法は異なり、マニュアル通りにならないことも多々あります

その中で最善で適切な医療を提供できるのがいい薬剤師です

知識の引き出しが多ければいいということではなく、知識をアウトプットできることがプロだということを意識しましょう

認定薬剤師の資格

認定薬剤師の資格がなぜ必要かというと、かかりつけ薬剤師になるためです

かかりつけ薬剤師になるには?

  1. 認定薬剤師の資格取得
  2. 3年以上の薬局経験
  3. 週32時間以上その薬局で勤務し、一年以上在籍
  4. 医療に関する地域貢献に参画している

かかりつけ薬剤師になる メリットはズバリ会社の利益増大です!

経営的な目線になってしまいますが、かかりつけ薬剤師として患者さんから同意を取得していくことは会社の利益に直結します

会社である以上は利益を追求し地域や株主に還元する、ということも重要な役割です

もし個人薬局の経営者兼、薬剤師である場合はかかりつけをとればとるほど利益が生まれます。

厳しいテストなどはないことがほとんどで、受講さえすれば認定薬剤師は比較的簡単に取得できる資格です。

そのほかのメリットは認定薬剤師を取得後に専門薬剤師になることで、ほかの薬剤師との差別化ができることが挙げられます

ですから、かかりつけ薬剤師になるためにも、ほかの薬剤師と差別化を図る上でも認定薬剤師の資格は必須の資格だと言えます

また大手調剤薬局で3年以上働く薬剤師は持っているのが当たり前となるのも時間の問題でしょう

学生のうちに経験しておきたいこと

接客業の経験

接客や接待が上手な薬剤師は役職者に昇格するのが早いです

また、接客のスキルは奥が深く、その人の人間的魅力も高めてくれるので是非身につけておきたいです

自分も実習中に接客や接待が上手な薬剤師の先生を尊敬の眼差しで見ていました

飲み会の席でも上の先輩に対する気配りが半端なく、純粋にすごいなー、と感じました

薬学生のうちから接客業のアルバイトやサークルに参加して、接客やクレーム対応、営業や最低限のビジネスマナーを経験しておくと、薬剤師になった時、皆の憧れる存在になれるかもしれません

統計学の知識

多くの薬剤師は学生時代に統計学を履修していたのにも関わらず、統計に弱いです

自分自身も低学年の頃は「薬剤師になったら統計なんて使わないだろうな」と思っていましたが

卒業研究や実習を通して、統計学は正しく理解していなければならないと強く思いました

国家試験対策を行う上でも統計学に苦戦する学生は多いと思います

病院や薬局では製薬会社が持ってくるデータを見せられる機会が多いです

その際にせっかくのデータを正しく評価できなければ意味がなくなってしまうばかりか、とても無駄な時間になってしまうと感じました

自分も現在は卒業研究のデータや学会発表のためのグラフ作成をするために、統計学を1から勉強していますが、もっと低学年のうちから真剣に取り組んでおけばよかったと後悔しています

薬学部の統計学の講義では臨床に関係ないような議題であったため、実感がわきませんでした

もっと臨床にリンクした講義内容であれば、薬学生も実感を持って楽しく学べるのに、と思ったりもします

臨床データを正しく評価するために必須のスキルなんだね

ネットリテラシー・ITスキル

リテラシー(Literacy)は読み書きができる能力(識字能力)を表す英単語です

日本ではそこから(使いこなす能力)へと意味が拡大しました

使いこなすというのは技術的な側面だけではありません

インターネットは便利な反面、危険やフェイクも多く存在します

また、全世界に公開され、一度発信してしまった情報は半永久的に消えないということを忘れてはいけません

そのような特徴を理解し、トラブルを回避しながら正しく使いこなす能力は薬剤師をする上でも重要であると言えます

薬剤師は患者のデリケートな個人情報を扱うため、守秘義務や情報管理能力に長けていなければなりません

情報を受け取る時

  • 情報が信頼性の高いものであるか見極める能力
  • コンピューターウイルスから情報を守る能力

情報を提供する時

  • 個人の特定が可能な情報はネットに書き込まない
  • 投稿していい内容・ダメな内容を見極める

インターネットは誰でも気軽に情報発信・閲覧ができるため重要な個人情報の流失や誤解がそのまま公開されるリスクがあります

特に病院や薬局で芸能人や著名な方が来ることは当然あります

自分がお世話になった薬剤師の中にはいい薬剤師さんが多かった一方、反面教師となる薬剤師さんもいました

その薬剤師の方の行動は衝撃的で信じられないものでした

実際に、若い世代なら誰もが知っているような人気グループのメンバーが来局した際のカルテ(住所や電話番号が記載されている)をライングループに投稿し、自慢していました

本当にありえないと思いました

そんな薬剤師もいるので、情報管理をもっと教育する必要があるなと感じました

まとめ

いかがだったでしょうか?

薬剤師に求められるスキルや能力は現場によって多少異なりますが、大事な本質は今後も変わらないと言えるでしょう

薬剤師に求められるスキルや能力は今後ますますハードルの高いものとなるので、免許があるからと怠惰になるのではなく、自己研鑽に励み、様々な努力や経験をしなければいけません

頑張りましょう

では、また!

最後まで見ていただきありがとうございます!

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