薬学部では留年することは珍しくないですよね、学年が上がるほど留年生が多くなるのは薬学部ではよくあることです。
しかし、もちろん誰もが留年したくはないはずです。
そこで今回はストレートで進級し、国家試験に上位10%で合格した私が薬学部で留年しないためにすべきこと・してはいけないこと10選を解説します!
もくじ
薬学部で留年しないためにすべきこと
定期テストの1ヶ月前から対策する
薬学部で留年する原因として最も多いパターンは定期テストで単位を取得できないことにあります。
薬学部の定期テストでは、少なくともテスト1ヵ月前から準備しておかないと、単位を落としてしまい、留年する可能性が上がります。
1ヶ月前から準備をする理由として、科目数が多く、暗記量が膨大であるためです。
薬学部では膨大な科目数のほぼ全てが必修科目であるため、単位を落とすことは即留年につながります。
そのため、各科目の大雑把な内容の把握能力、重点的に対策を行う科目、そんなに力を入れなくてもいい科目、必ず押さえておかなければならない重要事項など、作業を効率的にこなしていく要領の良さが求められます。
ある程度戦略を立てたらあとは勉強あるのみです。定期テストの1ヶ月前から対策して留年するといったことは基本的にないと思います。
また定期テストの1ヶ月前から対策することで急な用事ができたとしてもスケジュールに余裕を持つことで、気持ちに余裕が生まれます。
気持ちに余裕がなければ効率よく膨大な知識を暗記することもできません。
僕の大学ではテストの1ヶ月前周辺になると、ざっくりとテストに出す範囲を言ってくれる教授もいたので、友人と共有していました。
事前に下調べを行い、計画性を持って試験に臨めば、留年する可能性はグッと下がるはずです!
一緒に勉強できる友達を作る
一緒に苦難を乗り越えることができる仲間を持つことは長い薬学部生活の中で最も必要なことの一つです。
今日は眠いから明日から頑張ればいいや、などと勉強したくないような日もあると思います。
1人で勉強していると誘惑に負けて帰って寝る、なんてことを繰り返しやすい状況にあるといえます。
一緒に勉強をする友達がいる事であいつは今日もちゃんとやってるのにと考え、サボりたいと思いながらも毎日勉強する習慣が身につきます。
薬学部の試験では暗記が多いので、休憩時間には問題を出し合ったりしていますが、それがなかなか楽しく息抜きになったりします。
また、同じように勉強しているので、負けてたまるかという気持ちも生まれモチベーションアップにつながります
競い合って関係がギクシャクしてしまったら元も子もありませんが、お互いが高め合い切磋琢磨できるいいライバルを見つけてみてはいかがでしょうか?
全科目 良(7割)以上を目指して勉強する
薬学部に来ているからには国家試験に合格するのが最終目標です。
そのためには定期テストで全科目”良”以上取れるような勉強を行わなければ国家試験にストレートで合格することは難しいでしょう。
それを最初に実感するのは4年時のCBTです。
CBTは再試なくテストに合格してきたような学生にとってはとても簡単なものなのですが、再試の常連であった学生にとってはとてもきついものらしいです。
自分の周りを見ても再試験が複数あるような学生は4年生から5年生に上がるまでにかなり淘汰されてしまった印象です。
過去問を集める
早い段階で過去問は絶対に入手しておきましょう。
サークルの先輩や過去問をたくさん持っている情報通の友達は貴重な人脈です。
過去問だけでなく、力を入れた方がいい科目や、各科目担当の先生の問題パターンやクセを聞いてみるのもいいかもしれません。
また、過去問は1年分ではなく、3年や5年分を手に入れると比較的安心してテストに挑む事が可能です。
ただし、薬学部の試験では基本的に過去問と全く同じ問題は出題されません。
また、過去問を一切利用しない教授や、新任の先生の場合は問題形式がガラッと変更してしまう場合もあるので、注意が必要になります。
しかし、過去問を解いておくことはその教授の好きな問題のパターンや問題形式がわかったりするので、いざ過去通りにテストが出題されていなくても焦らずに回答することで再試は免れることができると思います。
過去問が大事って先輩が言ってたな
そうだよ。国試でも定期テストでも薬学部ではまず過去問から解くことは基本中の基本だよ。
気持ちに余裕を持つ
切羽詰まって焦る気持ちはわかりますが、過度に試験を恐れてはいい結果を出せません。
自信がないのであれば早い段階で準備を始め備えることで余裕が生まれます。
そんなこと言ったって不安なものは不安だよ!
という人も安心してください。
大雑把で自信過剰なタイプよりも、適度に心配性のタイプの人の方がいい成績を収めているといえます。
適度なストレスは健康に欠かせません。
僕は勉強をしていてちょっと神経が高ぶってきたなというときは歯磨きをするようにしています。
緊張状態で乾いた口の中も潤うし、冷たい水で副交感神経が刺激されリラックス効果がありますのでおすすめです◎
テスト前は自分のやってきたことに自信を持ってテストに臨みましょう。
薬学部で留年しないためにしてはいけないないこと
ぼっちになる
留年しがちな薬学生の特徴として、ひとりぼっちでいることが挙げられます。
特に注意が必要なのは、県外から大学に通う1人暮らしの薬学生の場合です。
大学生活では思っている以上に1人で過ごさなくてはいけない期間もあり、慣れない環境下で寂しさが増し、精神のバランスを崩してしまいがちです。
大学が楽しくなければそもそも通うのも億劫になってしまいますよね。
1人でいる→周りの目が気になる→大学に行きたくない→サボりがちになる→成績下がる→留年&退学
というケースは本当によく見ます。
ぼっちでいることでネガティブ思考が増大し、大学生活に支障が出てしまう方もかなり多いので、細心の注意が必要です。
逆に友達とワイワイたのしくやって遊んでいる学生はほとんど留年しません。
無理に楽しむことはないと思いますが、仲のいいグループを持つことはとても大切です。
ぼっちの方が自分の時間が多くて勉強が捗りそうだけど…
それは違うな。やっぱり周りの友達から入ってくる情報は自分一人でいるより優れた情報が多いよ。また自分の情報を友達にも回してあげようね。
授業をサボる
大学をよくサボる方は留年しがちです。
特に、授業の出席を偽造することは問題ないと思っている方は要注意です。
大学によって、とても厳しい出席確認を行う場合があり、出席の偽造がバレてしまうと反省文を書いたり、場合によっては、一発で留年決定なんてこともあります。
授業内容が正直面白くない事も、教授によってはレジュメが見難かったり、説明がわかりにくかったりすることもありますよね。
そんなときは両親が高い授業料を払って通わせてくれていることを思い出してください。
どうしても眠いときは寝てもいいからとにかく出席だけはするようにしましょう。
講義をサボってしまうと様々な情報を見逃してしまいますし、何よりも自分自身に甘くなってしまい、社会に出てからも怠け癖が抜けなくなってしまいます。
あまりサボっていると周りの友達からもよく思われず、大事な情報を教えてもらえなかったり、最悪見放されて縁を切られてしまったりしますので、
サボることはおすすめしません。
バイトを入れまくる
バイトすること自体は社会経験も積めるためした方が良いと思います。
しかしシフトを入れすぎてしまうと実習に支障が出たり、テスト週間の前日ギリギリまでアルバイトが入ってしまい、
勉強時間を確保出来ず試験に通らなかったりと、本末転倒になる場合もあります。
バイトを行うに当たって、テスト期間の1ヶ月間を休ませてくれる職場であると非常に良心的だとわかります。
テスト期間の1ヶ月前から対策を取る事が出来るメリットがありますし、職場自体も比較的働きやすい環境であと言えます。
そのため、アルバイトと勉強のバランスについては、よく注意しましょう!
僕の経験からおすすめは自分でシフトを組めるバイトです、例えば家庭教師や派遣です。
飲食店は避けた方が無難です。
薬学部で留年することなく続けられるバイトはこちらです↓
自分と合わない仲間といる
薬学部を留年もしくは退学してしまう理由に、周りと上手く馴染めず、
大学に通わなくなり、結果的に定期テストを落としてしまうことが挙げられます。
価値観やフィーリングが異なるグループに無理やり馴染もうとする学生がいます。
それは結局、陰口を言われたり、ちょっとしたことで喧嘩別れしてしまったりと長く続かないものです。
無理せず自分とフィーリングが合う仲間と過ごすことは、良好な人間関係を構築し、結果的に自分の利益となるような情報が回ってきたり、自分がピンチの時に助けてくれたりしてくれるものです。
悪友と一緒にいると自分まで勉強ができなくなってしまい留年してしまう確率が上がります。
テスト前に足の引っ張り合いやプライベートまで侵食して遊びに誘ってくるような友達がいるなら
思い切って一旦距離を置いたり、自分から離れてみるのがいいかもしれません。
自分をコントロールができない
大学生になり、親元を離れるとたくさんの誘惑の罠があることに気がつきます。
大学生になってお金を持つと、アイドルのコンサート、課金して遊ぶスマホゲーム、マッチングアプリなど実に様々な娯楽があります。
中には賭け麻雀やパチンコなどのギャンブルにハマってしてしまって多額の借金を背負って生活が破綻してしまう薬学生も見受けられます。
それらを否定するつもりは一切ないですが、誘惑に支配され自分をコントロールができなければ破滅の道を進むことになりかねません。
特にテスト前は自分との勝負です。一番の敵は他ならぬ自分自身です。
自分をコントロールし、誘惑を一切断ち切ってテスト勉強だけに集中する術を身につけることは目的を達成する上で欠かせません。
テストが終わるまでの1ヶ月は誘惑を遠ざけ、テストが終わったら思いっきり楽しみましょう!
もし留年した場合の対処法は?
留年確定した…まじヤベェよ、、、
まずは親に連絡しよう。誰よりもまず親に正直に話すことが一番大切だよ。
てかあんなにサボるな言ったのに。何やってんねん!
正直に両親と話す
万が一留年してしまった場合、必ず自分の口から両親に伝えましょう。
大学によっては、本人よりも前に大学側から両親に留年した事実を伝えられる事もありますし、留年しているのにも関わらず両親に黙っている学生も中にはいます。
とても言いにくいと思います。しかし両親はあなたの味方ですし、薬学部が大変な学部であることを理解しているはずです。
たとえ怒られようとも、本心ではあなたのことをとても心配していることでしょう。自分の息子(娘)が苦しんでいることは両親にとっても辛いはずです。
正直に話すことであなたの誠意も伝わりますし、今後の両親との関係も変わってくると思います。
「なんで留年してしまったのか」を自分自身で再確認し、反省する意味でも言葉にして伝えることは
次の一年で頑張るための第一歩です。
1人で行動してみる
留年をしてしまうと、今までいた友達が1つ上になり、必然的に自分の年齢より1つ下の学生と行動を共にする事が多くなります。
また、留年者同士でグループを形成して、行動を共にする場合もあります。
僕は留年生同士のグループが必ずしも悪いとは思いませんが、足の引っ張り合いになる可能性が高くなると思っています。
サボり癖のある留年生と一緒に行動していると自分もサボってもいいかな、といった甘えが生じます。
遊びの話ばかりであったり、手を抜く癖がうつってしまうようになります。
薬学部という狭いコミュニティで浮いたりしないかな?
と思うかもしれませんが、多くの方は留年しているのにその仲間でつるんでいる人よりは
群れずに1人で頑張っている人の方に好感度を持つはずです。
思い切って友達とつるむことはやめて1人で行動し勉強に打ち込んでみてはいかがでしょうか?
リフレッシュに旅行に出てみる
起きてしまったことは起きてしまったこととして、切り替えなければならない時がきます。
そんな時は薬学の環境から離れて、遠くの地へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
普段大学の中にいると感じることのない感情に出会えます。
また、本をかたっぱしからyポンでみるのもオススメです。
活字を読むことはリラックス効果があると言われ、僕も疲れた時に旅行や本を読み漁ることをしています。
普段勉強に追われているからこそ、外の世界に触れリフレッシュしてみてはいかがですか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
薬学生が留年しない様に、自分の体験を含めて書きました。
少しでも何かの参考になったり励みとなって頂ければ幸いです!
薬学部は勉強しないと留年してしまうことが当たり前の厳しい世界で、
テスト期間に関しては、誰にとっても長くて孤独な戦いでもあります。
また、同様に薬剤師国家試験という長いマラソンも、毎日の積み重ねだと言えます。
辛い事も多いと思いますが、是非めげずに頑張ってください!
最後まで見ていただきありがとうございます!
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こんにちは。もちまる@薬剤師国家試験です。