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薬剤師国家試験に前期の勉強だけで合格した勉強法を実績付きで紹介!

もちまる

こんにちは。もちまる@薬剤師国家試験です。

薬学生の時に作ったこの薬学生ブログですが、先日国試を終えついに薬剤師となりました。久々の更新です。

今回は前期だけで、効率よく、確実に国試に合格する方法を紹介します。

「おいおい、そんな話はTwitterで聞き飽きたよ。」と思った方もいるかもしれません。

確かに、Twitterでは100点アップで逆転合格!みたいな話がちらほらバズってます。しかしそう言った方々の体験は頑張るためのモチベーションにはなるけど、再現性がなく、ほとんどの人にとってマネしてもうまくいかないんじゃないのかなと思います。(再現性がなくて珍しいからこそバズる要素はあるんですけどね)

Twitterをよくよくみてると、いい点数で合格した方の勉強法って紹介されてないなと思ったんです。「目標を立てて、計画通りに実践してみて、その結果うまくいきました!」みたいな、再現性が高そうな情報があまりありません。

私は105回を受けて300点をとった先輩から勉強法を教わってました。その先輩のアドバイスや大学でもらうアドバイスに従いながら勉強した結果、余裕を持って国家試験に合格できました。

私の大学は例年国家試験の合格者数、合格率ともに高いそうです。その理由は大学が長年培ってきた国家試験対策のノウハウがあるからです。これから紹介する方法は私が独自に編み出したものではなく、実際に頭の良かった先輩や、国家試験対策のノウハウを持っている大学で長年受け継がれている勉強法です。なので、再現性がとても高いことを保証します。

(2020年度の合格率は全国平均68.7%のところ、98.6%です。これは受験者数100人以上の大学で全国トップです。)

私は教えられた勉強法にプラスアルファで、統一Ⅰで245点取りました。薬ゼミの講義を受けずに、です。下記ではプラスアルファについても紹介していきます。最終的に国試では267点だったので、前期の貯金を使いながら、ムリせず念願の薬剤師になることができました。

余談ですが私は最後の学生生活全てを勉強”だけ”に捧げるのは嫌でした。クリスマスやお正月さえ勉強に追われることはどうしても避けたかったので、前期で国試対策を終わらせる必要がありました。

そこで教えられた勉強法にプラスアルファして「前期の勉強だけで国試のボーダーを越え、後期は無理せずQOLを上げて生活する」ことを目標に、「後期にラクするため前期だけは人一倍頑張る」と決意し、下記のようなスケジュールで勉強を始めました。

学年でトップ10に入る!300点取る!といった大きな目標はいりません。

そんな私がこの1年間試行錯誤してムダなく、結果が出やすいと実感した勉強法を紹介します。

長くなりましたがここからが本題です。

こんな人に読んで欲しい

✔︎後期は余裕を持ちたい方

✔︎国試合格者の体験談が知りたい方

✔︎私と同じ、偏差値50〜60くらいの方

読んでも参考にならない人

✔︎模試で300点以上取りたい方

✔︎後期から勉強を始める方

目次はこちらです。

もくじ

目標設定をする(統一Ⅰで225点)

まず勉強を始める前にやるべきことは、統一Ⅰで225点取ることを目標にするということです。

(最初はピンとこないかもしれませんが、過去問を解いていくうちにわかります。薬剤師国家試験は必須90問、理論105問、実践150問の345問からなり、225点取れれば基本的に受かるようになってます)

必須理論実践
問題数90105150
目標点数例756090
225点取るイメージはこんな感じ

目標が決まれば、結果の半分は決まったようなものです

つまり、統一Ⅰで国試に受かるだけの点数を目標にすることで、合格するだけの実力がつくということです。

言い換えれば、前期の勉強”だけ”で国試に合格できるというワケです。

後はどんな勉強法でもいいので、とにかく225点を取ることにこだわってみてください。

結果を出すことにこだわると、自然と勉強法は最適化されていき、自分に合った勉強法がわかるようになります。

朝方だろうが夜型だろうが、結果が出ていればそれがあなたに適した最適解です。まずはいろいろ試して早く自分に合ったやり方を見つけましょう。

とにかく統一Ⅰで225以上取ると後期がラクです。

この記事のコンセプトは「前期の勉強だけで国試のボーダーを越え、後期は無理せずQOLを上げて生活する」なので、後期はなるべくラクして気持ちに余裕を持たせることを優先させます。

もし余裕がなければ、無理しなきゃならないし、テストが迫るにつれ焦るほど結果はついてこないものです。

そんな人をたくさん見てきました。逆に統一Ⅰで225点を越えて落ちた人を見たことはありません。

私は225点を目標にしていたので、245点取れました。

きっと200点が目標であればそこまで取れなかったと思います。

実際に、統一Ⅰで目標を達成してしまい、統一Ⅱでは目標を決めずに惰性でやっていたら5点マイナスの240点に下がった経験もあります。

やはり1日○○時間勉強する!という曖昧なものではなく、テストで取るべき点数を目標にすべきだと反省しました。

ゴールを決め、逆算し、戦略を立てるのが王道というわけです

前期は国試の過去問を3年分”理解”すること

目標を立てたら、次にするべきは過去問(回数別問題集)を解いて解説を”理解”することです。

過去問は1回につき最低でも5周はやることを推奨します

これは私が通っていた大学ですすめられている方法であり、一番効果的な勉強法だと思ってます。

上記の方法で過去問を前期(7月終わり)までに3年分解きます。統一Ⅰの復習が終わったら後期に同じく3年分を解くといいです。なるべく最新のものから解いていくと出題傾向が掴めてくると思います。

107回を受験する人の例

<前期>

3月〜5月→105回、104回

6月→103回

<後期>

9〜11月→106(最新版はすぐに手にはいらない)、102、101回

といった感じです。順番はどうでもよくて、きっちり理解することが大切です。

最新の過去問(107回を受ける場合で言えば106回)はすぐには発売されないため、後期からで大丈夫です。

また、国試を6年分以上解くんだったら、模試の過去問1、2年分を解いた方が絶対いいです。それ以降は7年以上前の国試を解くことになりますからね。106回から新コアカリの出題基準ですし、解けばわかるのですが、106回や105回ではより臨床に重点を置いた内容が出題されるようになってます。模試は国試に未出題で話題性のある事柄新傾向問題もあるので、古い国試を解くより役に立ちます。模試の過去問を解いている人は少ないと思いますが、実はこれが上記で述べたプラスアルファの内容です。

  • 1、2周目は解いて”理解”すること。
  • 3〜5周目は問題を見たら答えがわかるくらい覚えること。

特に1、2周目はかなり時間がかかりますし、分からないことだらけなので青本を開いては閉じての繰り返しです。ぶっちゃけかなりきついですが効果はあります。まずはめげずに続けてください。

1周目を解き終わるペースは2週間が目安です。おそらく2周目も同じくらいかかります。焦る必要はないのでじっくり時間をかけて”理解”してください。次に似たような問題が出た時、必ず正解できるくらいに覚えきりましょう!

3周目以降は1週間ほどで解けるようになると思います。問題と答えを覚えてしまっても、他の選択肢をみて、どのように変えたら別の選択肢が正解になるかまで考えられるまで持っていけるとベストです◎

また、青本や過去問は頻繁に改訂が行われています!薬ゼミのホームページから確認しましょう。みてみると分かるのですが意外と訂正箇所は多いです。

リンクはこちらなので、ブックマークに入れておきましょう。

間違えたまま覚えるのは非常に勿体無いので、問題を解く前に必ずチェックすることをお勧めします。特に古い国試では注意です。

ブックマーク推奨

青本の書籍改訂→薬学ゼミナール

最低でも月に1回は確認すること

物化生は9月に完成させるイメージで!

物化生はすぐに点数が伸びる科目ではないですが、安定して点数を稼ぐための土台です。

必ず要点だけは抑えるようしっかり取り組みましょう。

なぜなら基礎ができていなければ、応用は身につかないです。

テストでは必須は取りこぼさず、理論は6割り取れれば上出来です。

300点取るような人たちは物化生の得点率が非常に高い傾向にあります。

もちろん300点取る必要はありませんが、基礎のでき次第で自分の点数の上限はある程度決まります。

近年は科目の垣根をこえて連問が出題されるようになり、物化生の理解で差が出るような出題が増えているようです

例えば106回ではAEDに関する電流の計算問題が出題されました。

内容は「ジュールの法則」を知っていれば解けるような基礎的な問題でしたが、正答率は意外に低く基礎で差がつくような問題だなと思いました。

また、衛生や法規などは後期からでも間に合うため理解を要するところ以外は後回しでも問題ないと思います。

以上、ポイントをまとめると

  • 9月までは理解に時間がかかる物化生の基礎を固める
  • すぐに点が伸びる暗記は後回し

です。

8月は薬ゼミ全統模試の過去問を解いてみる

8月は模試の過去問1回分でいいので解いてみましょう。先程のべたプラスアルファの勉強法です

薬ゼミの模試は年に3回行われます。そのうちのどの回でもいいのでとりあえず解いてみてください。私は国試よりも気持ち難しいと感じました。

この模試の過去問を解く方法はあまりやっている人がいないですが、効果抜群です!模試はいわば国家試験の予想問題です。一番力がついた勉強法と言っても過言ではないです。

(薬ゼミの模試を先輩からもらうか、メルカリで購入してください)

私はテストや目標がないと勉強しなくなってしまうのですが、この目標のおかげで中弛みしつつも勉強する習慣がついたと思ってます。

7月はテスト対策で自分のやりたい勉強ができませんでしたが、8月は比較的時間が作りやすいです。

遊ぶことも大切ですが、この時期に模試を1回分は解ききりましょう。

模試を解く目的は重要なポイントの確認です。正誤ではなく、どこが狙われやすいか確認し、統一Ⅰで類似問題が出たら得点するイメージです。解説で重要だと思う箇所は青本に書き込みながら勉強しましょう。

まだメルカリを使ったことがないよ、といった方はこちらの記事を読んでダウンロードしてみましょう。招待コードを入力すると300ポイントゲットできるのでよければご利用ください。

9月いざ統一Ⅰへ

ここまで実践したらそれなりの実力がついているはずですが、きっと解いている際は手応えは全く感じられないことと思います

私も模試直後は「手応えなし!!終わった。」といった感じでしたが、自己採点では245点取れてました。

ですから、手応えがなくても全く問題ないです統一Ⅰは全体で自分がどの位置にいるかはっきりわかる最初の機会です。

電子カルテは薬ゼミのホームページからアクセスできます↓

薬ゼミ全統模試は年3回行われます!

電子カルテを初めてみる場合は模試を受けた後に届く紙カルテが必須です。おおよそ模試の後1週間くらいで届きます。

薬ゼミ電子カルテの見方

①紙カルテの準備

②薬ゼミにログイン(または登録)

③その他から学籍情報変更にへ飛ぶ

④紙カルテに記載の受験番号とキーコードを登録

するとこんな感じで結果が出ます。結果が返ってきたら早速分析です。

レーダーチャートで自分の苦手がわかります。

①:225点以上取れていれば勉強法は正しいのでそのまま継続。

②:200点以上取れていれば勉強法は大きく変えず勉強時間を増やす

③:180点以下なら勉強法を見直し、勉強時間を増やす

といった対策をし、次の模試の目標を立ててください。

また、いずれの場合も模試の見直しは何回も行ってください。

模試の問題は本番でも類似問題が出る可能性が高いので、見直しをきちんと行ったかで差がつきます。実際に国試では薬ゼミの模試に類似した問題が多いように感じました。むしろ情報が漏れてたのではないかというレベルで予測が当たってます。

最後に

いかがだったでしょうか。

前期で225点以上取るための勉強法をまとめると

  • 7月までに回数別問題集を3年分×5周”理解”する
  • 8月は薬ゼミ全統模試を一回分解いてみる
  • 物化生は9月に仕上げるイメージを持つ
  • 9月に225点取ることだけを考える

でした。

前期の勉強法だけ紹介しているのは、後期になれば卒業試験対策に追われて何を勉強すればいいかという悩みはなくなるからです。

また多くの私立大では卒業試験が大きな関門であり、大学ごとに実施される時期が異なることも理由です。私自身、勉強を始めて間もない前期が1番悩み、不安を感じていました。

そんな私のように悩んでいる受験生の気持ちに寄り添えたら幸いです。

皆様の検討をお祈りしています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

では、また。

NEXT>>全統模試と106回の成績公開!

最後まで見ていただきありがとうございます!

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106回薬剤師国家試験に264点で合格。国家試験をはじめとする「薬学生の悩みを一元的に解決する」を理念としメディアの運営を行います。 ツイッターでもゴロや問題出題を行っているのでフォローよろしくお願いします。