そんな疑問を解決します。
この記事では薬剤師の私が学生時代に読んで面白くてためになった本の紹介というテーマでお話しします。薬学部にいると専門科目が多く、お金や社会のことを勉強する機会が全くないですよね。社会のことを勉強したいけど、時間もなくて何から読んでいいかわからないと悩む薬学生も多いはず。
そこで私が読むとためになるおすすめの名著を4つほど紹介します。
1:FACTFULNESS(ファクトフルネス)
2:サピエンス全史
3:金持ち父さん・貧乏父さん
4:4:7つの習慣
もくじ
大学生が読書したほうがいい理由
あなたの普段の読書時間はどれくらいですか?
学生生協の調査によると、大学生の半数以上がほとんど読書をしないという報告があります。

このデータから、48.1%の学生は1日の読書時間が0分であることが分かります。つまり、あなたが読書をするだけで大学生の半数に分類されることになります。(薬学生であれば既に平均的な学生よりは半数に分類されるとは思いますが)
- 論理力や考察力が身につく
- 偉大な人たちからの失敗や経験を追体験できる
- 膨大な知識を短時間でまとめて身に付けることができる
- 物事の本質が見えてくる
何冊も同じジャンルの本を読んでいると同様のことを書いてあることが分かってきます。
つまり様々な本で書かれていることは本当に正しいことで、そのジャンルの本を1冊しか読んでいない人よりも深い意味で理解できるようになります。
時間に余裕があるが、お金はそんなにかけられない学生にとって読書は非常に有効な自己投資であると言えます。
私の経験から、私生活のみならず、就活の強みとして活かすこともオススメです♩
この記事を通じて、出会った本が今後のあなたの財産となれば幸いです。
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おすすめの本4選
それでは紹介していきます!
1:FACTFULNESS(ファクトフルネス)
✔︎10の思い込みを乗り越えデータをもとに世界を正しくみる習慣
・世界が悪くなっているというのは思い込みである
・ネガティヴ本能により賢い人ほどバイアスにとらわれる
・データを元に正しく世界を見よう
あのビル・ゲイツが絶賛しアメリカの学生に無料で配布したということを知り読みましたが近年で最も衝撃を受けた本でした!
人が持つ10の「ネガティブ本能」によって、賢い人ほど世界について「大きな勘違い」をしているということを13問のクイズとデータを元に解説していく本です。
たとえば、こんな質問
Q:世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供の割合は?
・A 20%
・B 50%
・C 80%
答えは本書にあります。
本書がおもしろいのは専門家や高学歴な人ほどバイアス(思い込み)にかかりやすく、上のような質問の正答率がチンパンジー以下(チンパンジーはランダムに選ぶので33%で正解できる)であるという言い回しです。
クイズを通して教育、貧困、環境、エネルギー、医療、人口など幅広い分野を学ぶことができるのがこの本の面白いところです。
また、著者のハンス・ロスリングは医師であり、説明がとにかくわかりやすい!
テーマが難しくて読めないかも、と感じた方も多いと思いますが、大丈夫です。
数式やGDPより難しい専門用語は一切出てきません。
直感的に内容を理解できるように書かれています。
大学生のうちに「事実に基づいた世界の見方」を身につけ、教養を高めるたい人におすすめの一冊です。
2:サピエンス全史
✔︎全人類必読の歴史書!
分厚くてとっつきにくい本ですが、
読みやすく、今まで読んだ中でダントツで1番面白い本でした!
現在、人類は70億人おり、人口はさらに増え続けています。
犬やライオンなど他の種と比べると圧倒的に繁栄している人類ですが、なぜここまで繁栄することができたのか?
本書はその勝因を明らかにしてくれます!
本書では、その鍵がホモ・サピエンスの「虚構」を信じる能力にあるとしています
国家、宗教、企業、貨幣、法律、自由など、僕たちが疑いもなく信じている実体のない虚構である。
しかし、そんな虚構をみんなで信じる能力こそ、
我々人類を繁栄させた最も重要な要因なのです!
この本を読んで、今までなんとなくぼやーっと思っていたことが言語化され、スッキリします。
人工知能や遺伝子工学、そのほかのテクノロジーが未来において人類をどのように変えるのかについても予測されており、その考察は興味深いものでした。
ハッキリ言って神本です。
特に認知革命の章は歴史の見方、人間の捉え方を根本から変えます。
長い本なので、学生の時間のあるうちにじっくり読めるといいと思います。
教養を深めたい人は、是非読んでみてください!
3:金持ち父さん・貧乏父さん
✔︎働く前に読むべきお金の教科書
・世の中には4種類の人間がいる
・【資産】と【負債】の違い
・子供たちになにを教えるべきか?
世界中で読まれ続けているロバート・キヨサキさんのベスト&ロングセラーです!
この本を読んで、自分がいかにお金について無知であるかを痛感することとなりました。
僕は正直、薬剤師になれば将来安泰かな?と考えていましたが、それでは一生お金に働かされている状態(ラットレース)から抜け出せないと知りました。
この本では筆者の幼少期の体験を通じてお金持ちの思考を学ぶことができます。
・他人やお金のために働くのではなく、他人やお金を働かせてお金を得る
・負債とは自分のポケットからお金を持っていくもの。資産とは自分のポケットにお金を入れてくれるもの
実は本書の読者の約半分が僕らのような20代だそうです。
変化が多い今の時代、お金持ちの思考を学び、人生を楽しむ余裕を手に入れるチャンスが溢れていることに気がつきます。
社会に出る直前の大学生のうちに読んでおきたい一冊です!
4:7つの習慣
✔︎成功に関する原則とパラダイム
・個性主義の脱却と人格主義の回復
・原則とパラダイムについて
・成功のための7つの習慣
言わずと知れた世界的名著であり、自己啓発本としては最も有名と言っていいでしょう。
似た書籍としてアドラーの『嫌われる勇気』があるのですが、僕は7つの習慣の方が『わかりやすく、実践的だな』、と感じたのでこちらを選びました。
いわゆる「自己啓発本」の多くは、その場しのぎのテクニックや、読んだ後になんとなく賢くなったような錯覚を感じるものが多いと感じました。
しかしこの『7つの習慣』は違います!
小手先のテクニックに走ることなく、自分が主体的に生きることで、世界観が大きく変わる(パラダイムシフトが起きる)ということを教えてくれます。
僕は24で初めて読んだのですが、もっと早く出会っておきたかったと思う本でした。大学生のうちにこのような素晴らしい本と出会うことは貴重な体験となります。
まだ読んでいない方はぜひ、読んでみてください!
大学生にオススメの本まとめ
ここでは紹介しきれませんでしたが、世の中には本当に素晴らしい本がたくさんあります。
この記事を通して、あなたが新しい本に出会い、素晴らしい読書体験をするキッカケを作れれば幸いです。
また、学生であればアマゾンプライムを利用することでお得に読書ができます。
私も使っていておすすめなので、ぜひ試してみてください!
それでは、また!
・学生のうちに読んでおいた方がいい本を知りたい
・どんな本から読めばいいのかわからない
・本選びに時間をかけたくない